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ハタチの頃

もう先週の事になりますが、
11日に「舘野泉ピアノリサイタル」へ出掛けてきました。
新しい年を迎えての初のコンサートに選び、
生で聴きたかった舘野さんのピアノ。

今年73歳になられる舘野さんは、フィンランド・ヘルシンキ在住。
演奏会は世界各地で3000回以上、リリースされたCDは100枚にのぼるそうです。
2002年に脳出血により右半身不随になりますが、
04年に「左手のピアニスト」として復帰。
ここ数年は、TV(ex:誰でもピカソ)をはじめ多くの媒体で取り上げられ
クラシック音楽ファンならずともご存知な方も多いかと思います。
詳しくは、オフィシャルサイトをご参照くださいね。

リハビリを重ね復帰を果たされるまで、
想像もできない壁があったに違いありません。
人並みはずれた努力、忍耐力、体力、精神力の強さ・・・どれが欠けても・・・・。
私の祖母も同じ病気で15年前に倒れ退院後は同居していましたが、
通常出来ていたことが出来ないもどかしさは自分自身にしか分からないし、
いくら周りの協力があっても自身でしか乗り越えていけないので・・・・。
今では、お洒落好きな笑顔の似合う85歳のおばあちゃまになりましたが。

左手だけでプロとして舞台に立つ、
どんなお気持ちだったのだろうかと、祖母と少し重ね合わせて見てしまいました。

コンサート当日は、岡山市の1日早い成人式。
ホール入り口に「新成人の方は入場無料です。」と張り紙がしてありました。
大きく告知があったわけでもないし、
ピアノリサイタルは興味のある方じゃないと・・・・
約7割入った客席を見渡して、空席を残念に思いました。
年輪を重ねた舘野さんが魅せる大人の真摯な姿、
ハタチの皆さんが見たらどんなことを感じたのでしょうねぇ。

ハタチの頃・・・・12年前です。
私の場合、
いつも笑顔の大好きな彼に夢中で、
音楽の勉強も楽しくて、
若さと甘えの中にとっぷり浸かっていた記憶が浮かびます。
今思えば、もう!しっかりして!ってところですが、
その頃の私には必要だった人と時間だった・・・多分、いや絶対(笑)。

プログラムは、古典から近代現代と幅広く組まれていました。
印象に残っているのは、
舘野さんの一番弟子の平原あゆみさんとの3手連弾です。
同じピアノに向かって一緒に弾いているのに、
音色の深みがまったく別物です。
良し悪しではなく、
平野さんには若さが溢れる輝きがあって、
舘野さんには重ねてきた年月が深みとしてにじみ出ていた気がしました。
とても興味深かったです。

はじめましての曲にも出逢えました。

セヴラック作曲・末吉保雄編曲の「休暇の日々から」第1集より

セヴラックという人は、
南仏の農村地帯で詩情あふれる美しい作品を書き続けた作曲家だそうです。
南仏には行ったことがないけれど、
明るく穏やかで美しい景色が音に乗って届けられました。
本当に心地よい作品。
他の作品も聴いてみたくなりました。
で、南仏にも行ってみたい!!!

時折、
「右手も動いたら・・・・。」
と考えたりはしないだろうかとプログラムに目を向けると、

「左手だけの音楽の世界は、
みなさんが思うよう、小さい、狭い、不自由な世界ではないんですよ。」

と舘野さんからのメッセージが書いてありました。
今を一生懸命生きている人にしか言えない言葉です。
色々な過程を乗り越えて来たからこその深みですね。

結果は後からついてくる、過程をちゃんと大事にしなくては。
魅力的な音楽に感動出来た上に、
大きな教訓をいただいたコンサートとなりました。
a0107193_013620.jpg

ちなみに
ハタチの頃にしていた恋は数年後大きく壊れましたが、
それもまたそれでいいと思える自分が生まれてくることを、
ハタチの頃の私は当然ながら知りません。
教えてあげられないから、恋を十分に楽しんでいただきましょう(笑)!

ハタチの頃、
皆さんはどんな気持ちをもっていましたか?
Commented at 2009-01-19 16:10 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by mimihana2000 at 2009-01-20 21:39
16:10鍵コメさん、こんばんは^^
わっ!会場いらっっしゃたんですね~!
どの席のあたりですか?私は、2階2列目真ん中ちょい左ふりで
堪能していました。
舘野さんのピアノは、初めて生でお聴きしたのですが、
ふかーい音がしていました。
私は楽器をするのに左手の故障が多かったので、
逃げてた時期があって。
当たり前だったことが出来なくなっても、
自分の世界で勝負する舘野さんの姿は
格好いいなっすごいなって思いました。
逃げてちゃだめですよね。
今度は、会場でお会いできるといいですね!
その時は声かけてください^^
Commented at 2009-01-20 23:30 x
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Commented by mimihana2000 at 2009-01-21 00:45
23:30鍵コメントさん、こんばんは^^
二十歳の自分に叱咤激励・・・・
共感しすぎてちょっとくすりっときました(笑)。
おそるべし同級生!?
鍵コメさんは、
今、目の前に揃ってらっしゃる、充実した毎日で素敵ですね♪
私は、ぼんやりとした輪郭の中にまだ居ますが、
でも、少しずつ進化して入っている気になっているこの頃(笑)。
魅力的でご達者な方とお仕事をなさっているのも素敵です。

絵の中に居る人間は自分が魅力的かはわかりませんが、
鑑賞するだけの人はそれを美しいとする。
どちらに立つかは、その時々で、
自分の手で丁寧に楽しみながら選択をして行きたいと思います。
今回いただいたコメントで
益々お会いできる日が楽しみに思えてきました♪
鍵コメさんの空気感が好きです。
Commented at 2009-01-22 13:27 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by hitomi at 2009-01-22 17:44 x
Minmiさん、こんばんは^^
二十歳のころ、今から思えば恥ずかしいことの連続だったけど、あたしにとっては新しいことの連続で、まさに「青春」だったのが二十歳のころだったな~
やーだーーー、
改めて思い出して、恥ずかしい~
&楽しいひと時だわ~
あの頃に戻りたいとは思わないけど、
「新鮮」な毎日が刺激的な日々でした。

今はかな~りまんねりした日々だけど、
それもまた、あたしにはかな~り合っている
幸せな日々のような気がします^^

二十歳のころがあったからこそ、
今がまんねりなんだろうな^^
刺激的も好きだけど、
まんねりはもーっと、好きなんです^^
Commented by mimihana2000 at 2009-01-22 22:09
13:27鍵コメントさん、すてきなメッセージありがとうございます。
ご友人、一生懸命にがんばっていらっしゃるのですね。
拝読していて心がじーんとなりました。
祖母のがんばりをずっと見てきて、
私の心にも変化があったことは確かです。
きっと、ご友人はすごいパワーを周りに
与えることになると思います。
そして、鍵コメさんをはじめ沢山の人の優しい心が、
ご友人に届きますように!

ハタチの頃のお話、お聞かせいただきありがとうございます^^
そうですね、この頃の恋愛って決して上手ではないけど、
夢中になれて「いい時間」であったと私も思います。
Commented by mimihana2000 at 2009-01-22 22:18
hitomiさん、こんばんは^^コメントありがとう!
まんねり って、ひらがなで書くとなんだか可愛いわ♪
こんなところにもufuワールドを発見!(笑)
マンネリって言葉、
あんまり前向きではない気がしていたけれど、
hitomiさんのように丁寧に毎日を生きるってことで捉えると、
いい意味に聞こえます。なんだか納得!
まぁ、私は刺激的な日々を望むタイプなのですが(笑)。

ハタチの頃、の恥ずかしくも楽しい時間、
本当に青い時代ですね。
もう戻れないから愛しいのかもしれませんね。
hitomiさんの言うところの
やーだーーー、ってどんなだろ?って気になりますが(笑)。
by mimihana2000 | 2009-01-19 00:06 | 音楽 | Comments(8)

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